Yasukun-papa は「おひとりさま」

やすくんパパ の思いをつづる、Liveなブログ。。

「夫婦間の衝突」の原因(その1) ~ 「過度に依存されること」に対する恐怖感

 

「家庭内の暴力」に関する本を読み進める中で、

トラウマを抱えることとなった人は、多くの場合「自己評価」や「自尊心」が低く

無意識のうちに共依存」の関係構築(※)を求め、

「自分が相手から求められる状況」を作り上げようとすることを知りました。

 (※)相手の支えになることへの渇望感、相手を支配することの充足感

 

そして、共依存関係の中で、多くの場合は、

  • 「男性」は「支配する役割」(相手から尽くされる/相手を攻撃する役割)
  • 「女性」は「支配される役割」(相手に尽くす/相手からの攻撃を受ける役割)

 を担うことで、互いの補完関係が生まれることになります。

 

さらに、

共依存」により補完し合う不安定な人間関係の中には、常に緊張が伴い、

この緊張のバランスが崩れるとき、必然的に「男性から女性に対する暴力」という形で発散される

ことになります。

 

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この共依存の考え方を知ったとき、

社会人になって数年後に「女性から受けた違和感」のことを思い出しました。

ただ、そのときは共依存」という関係性を、具体的に意識すらしていませんでした。

 

 

彼女はどちらかというと、

自分の考えを主張することなく、静かに人の話を聞いているタイプ。。

そして、主体的に何かをするよりは、周囲から気にかけてもらい、人に付いて行く。

更に、

一緒にいるといつもくっついてきて、自分を頼りにしてくれ、料理も一生懸命作ってくれるような、とてもかわいらしい女性でした。

 

そして、私も相手の求めに、できる限り応えてきました。

 

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ある日のお昼、

部屋で一緒にテレビを見ていたときだったと思います。

 

隣にいた彼女に、何気なくつぶやきました。

「きょうは夜勤明けで仕事で疲れたから、ちょっと一人でゴロリとさせて。。向こうの部屋に行くから来ないで」と。。

 

私は眠剤を飲んで寝室に行き、ひとりで布団にもぐりこみました。

ぼんやりし始めた頃、彼女がやってきました。

頭までもぐり込んでいる私を見て、

「ちょっとだけで良いからこっちを見て・・・」

「少しだけ布団の中に入れてほしい・・・」

ということを話しかけてきたように思います。

 

私は「今はやめて!」と強く拒否してしまいました。

 

その後の彼女の豹変には、正直驚きました。

しばらくの沈黙の後、

「私のほう向いてよ、私のほう向いてよ!!」泣き声と叫び声が聞こえ、

 

更に、

私がもぐりこんでいる布団の上にかぶさり、力ずくで布団を剥ぎ取ろうとしました。

 

尋常でない事の展開に、私も必死に抵抗し、毛布だけ持って別の部屋に逃げ込みました。

 

本当にもう少しで、すがり付く相手を突き飛ばして、大喧嘩になるところでした。

(このときは、多少は自制が効いていました。今とは違って。。。)

 

そして、そこでも必死に私から毛布を剥ぎ取ろうと、

私をたたいたり、引っ張ったり、

「信じられない」「冷酷な人間だ」、

「何でそんな人になってしまったのか?」

「もう私のこと、どうでも良くなっちゃったの?」等々。。罵倒し続ける彼女。。。

 

驚きや恐怖もあり、本当に長い時間でした。

静かになって一眠りし、目を覚ますと、

向こうの部屋から聞いたことのある声が、、、、

 

彼女や私の友人が何人も呼ばれていました。

そして、

「彼女に何をしたんだ、いい年して子供みたいなことをして・・・」

「男のクセに、情けない。。」「ちゃんと彼女を大切にしろ!」

私を非難し、彼女を慰めて帰っていきました。。。

 

さらに、彼女の言い分は、

「あの眠剤飲んだから、おかしくなっちゃったね。すごく心配した。合わないなら飲まないほうが良いんじゃないの??」でした。

 

「そうかもね~」と流しましたが、

でも、きっと眠剤マイスリー)のせいじゃ無いと思います。。。

 

あの、彼女の豹変と、彼女の心の闇は、

今でも自分の中の「怖いもの」として忘れられません。。

 

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 <そんな彼女を、私はどのように捉えたか>

幼い頃、親にあまり構ってもらえなかった(と思われる)彼女は、

きっと、寂しさを満たしてもらうことや、人から大切にされることを私に求めていたのだと思います。別にそれは構いません。

 

ただ、私に対して執着しすぎていた

そして、かわいい自分を作り上げることで、

そしてかいがいしく料理を作り続けることで、

人から大切にしてもらえる自分(埋めてもらえる自分)を作り上げていたように感じています。本人は、そのことを意識していなかったかもしれません。

 

以前にも、「私はこんなにもがんばっているのに、何でちゃんと応えてくれないのか」と、再三にわたり怒られ、

必ず何らかの見返り(大切にしているという態度をとり続けることや、贈り物値段にはこだわりなし))を求めてきました。

 

そして、

特に、見返りとして「モノ」をもらうことに、強く執着しました。

彼女曰く「あとで見返して温かい気持ちになれるから、、」とのこと。。

 

「モノ」と私の気持ちを同化しながら、気持ちを満たさなければならないほど、

彼女は不安・寂しさで一杯だったのかもしれません。

 

彼女は私のことを一生懸命大切にしているにもかかわらず、

彼女にとって最も言われたくない拒絶の言葉。。。

「こっちに来ないでほしい」と言われたことで「拒否された」と捉え、

自分を抑えられなくなり、まとわり付いてきたのではないかと想像しています。

 

そして、

・友人を呼んだのは、「不安な気持ちの埋め合わせ」を私以外の周囲に求めたこと

・私の行動を睡眠導入剤のせいにしたのは、

 「寂しさ」の心情を直視したくない気持ち(その原因に触れたくない?)

 「拒否された」事実を受け入れたくない気持ち(見捨てられることへの恐怖?)

が背景に存在していたようにも思います。

 

特に、薬のせいにした点については、彼女の心の中の大きな闇が隠れているように感じました。

 

あのときのあなたへ、ひとこと言ってあげたいです。

「あなたへの気持ちは、わたしがどんな態度をとっていようと、変わるものではありません。一度深呼吸して、安心してそこに座ってればいいのですよ。」と。

 

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私は、一方的に依存される/病的に頼られることが嫌いです。怖いです。

 

妻に話すと、

「あなたはめんどくさいことが嫌いだから」

「人のために何かしてあげるのがいやなだけじゃないか」

「人は助けあって生きているんだから、、」

「細かいこと気にしすぎ」。。。よく言われました。

 

もちろん、

できることにも関わらず「協力」の名の元で、頼られる(仕事を押しつけられる)のは好きではありません。

 

ただ、「依存される/病的に頼られること」を本当に恐れているのは、

それは、自分の中の攻撃性が出てきそうになるからです。

 

自分より弱い人が、泣きながら、

心の穴を埋めてくれ、助けてくれと擦り寄ってくる。。

 

助けて、元気になって、そして向こうから去って行ってくれるなら大丈夫です。

 

最も恐れているのは、関わったそのあとに、精神的に依存され続けることです。。

 

 

私の中にある、

依存される/病的に頼られることで、自分の中の攻撃性が現れそうになる。。

という「心の闇」については、次回以降でお話しようと思います。

 

・・・自分が大げさに「闇」と決め付けているのだけなのか(後付けの理由作り)、

それとも、「心の闇」により影響を受けている、、と考えても良いのか。。。

 

因果の判断は難しいので、

「問題は抱え込まずにオープンにする」の原則に従って、

「私が思い出す自分のイヤな過去」の公開という気持ちで、お話することにします。

 

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yasunao-papa.hatenablog.com

今日もありがとうございました。

 

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